『 琉球王国国王の居城 首 里 城 』
琉球は明治十二年に沖縄県として日本に併合されるまでの四百五十年の長きにわたり続いた王国である。
琉球王の居城である首里城は大正十四年、国宝に指定されたが、昭和二十年の沖縄戦で焼失した。
終戦後、沖縄は米国の支配下に置かれ、幾多の苦労を重ねたが、昭和四十七年(1972)五月十五日、日本に復帰した。
それを記念して行われたのが、沖縄海洋博である。
その後、本土復帰の記念事業として首里城の復元が進められ、平成四年に完成した。
建物は復元されたものだが、城壁などが世界遺産に登録されている。
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首里城正殿(しゅりじょうせいでん)
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唐破風妻飾や龍頭棟飾りなど あざやかな飾りと威風堂々とした造りである。 |
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歡會門(かんかいもん)
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あまへ御門(うじょう)と称される 首里城の正門である。
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| | 夜の歡會門
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夜の歡會門は昼とは違う姿を示していた。
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| | 守礼門(しゅれいのもん)
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守礼門は城の外にあった坊門の一つで、
1579年に創建された。
戦災で焼失したものを昭和33年に復元した。
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| | 夜の守礼門
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「守禮之邦」の扁額は 冊封使が渡来するたびに掲げられたが、
寛文4年から常時掲げるようになったという。
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| | 首里森御嶽(すいむいうたき)
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首里城内にあった拝所の1つを復元したもので、
琉球開闢神話では、神が創られた聖地である。
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| | 園比屋武御嶽石門(そらひやんうたきいしもん)
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王府の行事や祭祀が行われた もっとも重要な御嶽(うたき)で、
守礼門の近くに現存する。
(國の重要文化財に指定)
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| | 首 里 城 跡
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世界遺産に指定されたのは
今回復元された首里城本体ではなく、
城壁下部の石組みの部分である。 |