万博会場で写してきた写真集をご覧ください。
企業パビリオンや政府パビリオンでは撮影や録音が禁止されているところがほとんどであるが、
名古屋市パビリオン大地の塔(万華鏡)と日本自動車工業会観覧車はストロボ発光禁止で撮影可だった。
平成18年10月19日、瀬戸の陶磁器資料館で国宝展が開催されていたので、それを見学しての帰途、万博会場に立ち寄ってみました。 大型観覧車は万博当時のまま残っていたので、それに乗って上空から会場跡を見ましたが、何も残っていませんでした。 建物の撤収は終わったのですが、赤土がむき出しのままで無残な姿を曝していました。 凄いお金をかけて建てたものはどこにいってしまったのでしょうか?? そうしたことを北京万博でも繰りかえすのだと思うとやり方に工夫が必要ではないかと思いました。 万博の跡地整備は途中のようですので完成したら、もう一度訪れようと思います。
◎ 総入場者数 2204万9544人 大阪万博は6421万人、大阪花博は2312万に次ぐ多さ。
2033万人のつくば科学博や1810万人のハノーバー博を上回った。
◎ 全期間入場券の販売枚数 約44万枚(大阪花博の8倍)
この入場券による1人当りの入場回数が(推定であるが)約10回といわれるので、
全期間入場券を利用したリピーターだけで440万人になり、これが入場者総数を押し上げたようである。
◎ どこから 愛知 43.8% 東海北陸(愛知を含む) 60.8% 関東 15.2% 関西 12.4%
以外なのは比較的近い関西からの入場者が少なかったこと。
地元比率が高そうに見えるが、つくば博は関東74.5%、大阪花博は64.2%より低い。
外国からでは、1位台湾、2位韓国、3位米国、4位中国
◎ 最大黒字額 100億円となり、万博協会はほっとした。
◎ 経済効果(調査機関試算) 1兆822万円
愛知万博は無事閉幕となったが、誘致を含め最大の功労者(?)はトヨタ自動車。 別名トヨタ万博といわれるほど、
政府や海外政府にの働きかけなどで社内と関連企業を含めバックアップした。
大会会長の前経団連会長豊田氏や現経団連会長の奥田氏が全面に出て、日本政府や外国の関係機関や政府に働きかけ、
誘致に成功し、その後もいろいろな形で支えた。
愛知県は政治や国際感覚に疎く、名古屋オリンピックの誘致に失敗。 高速道路網などのインフラに政府の金を
引き出すことが出来ずにいた。
万博を期に東海の道路網や空港が完成し、地元にとってはこれ以上の成功はないのではなかろうか?
とはいえ、万博テーマの環境問題は入場者の関心は低く終わったのは残念である。
以下は万博の期間に思いつくまま書いたもの。
愛知万博閉会式が行われて名誉総裁の皇太子殿下の穏やかでにこやかの姿はすがすがしかった。
雅子妃殿下も一緒なら更によいと思ったが・・・
小泉首相や豊田会長の挨拶などはお座なりのものではあったが、入場者数が2200万人を越えたことで、安堵の表情を浮かべていたように思う。
竹下景子さんなどのおしゃべりやモリゾーとキッコロなどの登場など演出は上手かったので、楽しく見ることができた。
終了までに後数時間、開催関係者の方、大変ご苦労さまでした。
閉幕まであと3日。
外国館では店じまいの準備におおわらわのようである。
今回の万博は環境をテーマにスタートしたが、テーマにふさわしいものの出品は少なく、物産市の色彩が強かった。
特に、アジアやアフリカの出展は御土産物的な展示が多く、また、その他の国も観光誘致的なものが多かったのは事実だろう。
閉幕後はすべて壊さなければならないため、その除去に最小限度の費用で済まそうと各館の努力が続けられている。
エジプトかんではツターンカーメンの黄金のマスクや棺桶の複製品、パピリオンの外壁の浮き彫りを売り出す。
その他の国では愛知県内の友好都市に引き取りを依頼しているところも多いが、保存や移転には費用もかかるのでどれだけ実現するか分からない。
物産品は会場で投売りになり、当初価額の3分の1、安いのでは1割くらいで売られているようで、万博リピーター達はそれを狙って入場する人も
多いようだ。
泣いても笑っても後3日。
無事に終わることを望みたい。
閉幕が1週間後に迫った愛知万博(愛・地球博)は18日、3連休の中日とも重なり「駆け込み客」が殺到し、午後4時現在で24万人余を記録し、
過去最多の人出となった。
会場内の安全を確保するため、万博協会は午後0時50分に初めて入場制限に踏み切り、各ゲートを一時、閉鎖した。また、インターネットなどを通じ、
来場を控えるよう広く呼びかけたとある。
9月に入り、連日20万人近い入場者があり、最終的には2200万人を越えそうな勢い。
パビリオンに入ることはもとより歩くことさえままならないだろう。
暑さがやや収まったので訪れようかと思っていたが、諦める他はない。
愛知万博は残り20日足らずとなった。 協会はお盆期間は20万人以上の予想を立てていたが、最高でも14万人に終わったが、9月に入ると入場人数が激増。 ここ数日は15万人から20万人も入場した。 累計で1700万人を突破し、協会の予測の2000万人まで行きそうな勢いである。 こうなるとパビリオンに入るのは至難であり、トイレに入るのも一苦労。 そうした中で問題(?)の通期入場券である。 20回以上訪れた人達は多いようで、60回という人もいる。 何回行ってもただなので喫茶店にいく感覚ででかけていると思うが、わざわざ遠くから来た方々に遠慮し、少しでも楽しい思いで帰られるお客様を増やす配慮 が望まれるのだが、彼らにそうした気持は伝わらないのは残念である。
博覧会協会は愛知万博の入場者が1,500万人に達したと発表し、2,000万人への可能性と期待を滲ませた。 しかし、協会はお盆期間は日当り20万人以上の予想を立てていたが、最高でも14万人の入場に終わった。 そういう意味では予想を外している。 2,000万人の根拠はまだ使われていない未使用入場券の300万枚の存在である。 それらが使用されれば達成も可能である。 愛知県や名古屋市などの市町村や会長を務めるトヨタ自動車と関連企業では枚数の割り当てがあり、かなり無理して購入したともいわれているが、 こうした入場券は今どのようになっているのだろうか?!
万博の開催で主催地の長久手にある飲食店やスパーは車が殺到し、駐車場が占領されると困ると自衛策を考える一方かなりの売り上げを期待していた。 ところがである。 新聞に交通規制の報道が数日流れたこともあり、会場周辺は開幕以前とは打って変わって閑散としている。 長久手温泉は平年の3分の1あるいは半分以下という有様でそこに設けられたサテライトに出店した業者は大痛手。 スパーも道路渋滞を恐れた常連客が 他店に流れて客を呼び戻すのにおおわらわ。 飲食店は会場に向かう客が貸し切りバスか公共交通機関を利用するため素通りし取らぬ狸の皮算用となった。 それに引き換え、周辺の観光地は賑わう。 下呂温泉と高山、 妻籠馬籠付近は関東方面からのセットになっているケースが多い。 客離れが多く廃止がささやかれていた犬山鵜飼やライン下りも客が増え一安心。 特に、岐阜の深いは皇室も泊まってすでに昨年以上の予約が入り、 ほくほくという。 名古屋駅近くに設けられたサテライト会場は遊具施設があるので、地元の子供で一杯という。 愛知で万博が開催されたが、地元の瀬戸や長久手そして名古屋は素通りと予想に反する結果は行政に対する非難となってかえってきそうである。
愛知万博の入場者が500万人を突破したと報じられた。
「万博に行かれましたか?」と逢った人のとの会話ででていたが、最近は「万博に何度行かれましたか?」と質問する人も増えた。 その中の一人に
「お宅は何回行かれましたか?」と質問を返すと「25回」とかえってきた。 2日に1回はでかけたことになる。
開幕前のテスト走行でリニモが立ち往生したり、弁当の持込が禁止されるなど、マイナス要素が多く、地元では様子見を決め込んだ人が多かったようである。
かくいう小生もその一人。 その影響もあり五月の連休の後半には7万人も切るという状況で万博協会を慌てさせたが、連休を終わると弁当の持込も緩和され、
客足は伸びた。
我が家では娘もOkanも万博には興味がないようなので、小生だけが前売券を購入。 一人なので行くのは何時でも自由。
小生はこの手のものが好きで大阪万博以降、地方博にも出かけ、大阪花博にも行った(つくば科学博にはいけなかったが) お祭り好きといわれればそれまで
だが ・・・・・
どうせならと事前予約を取って会場に出かけた。 当日は11万4千人だったが、お陰で十分楽しめた。
万博の開催の意義は特にあるとは思えなかったが、未知なるものに出会えるということではそれなりに楽しめた。 特にトヨタ館のロボットによる管楽器の
演奏は会社勤めの頃、産業ロボットしか知らなかったかったので、ここまできたかと感動した。 アトラクションが行われ、けっこう楽しめた。
キャイーンのテレビ撮影には人だかりができていた (右写真)
近くのリニモの駅までOkanに送ってもらったので、8分で会場駅に着いたので、このくらいで着けるなら、もう1回くらいは出かけようかなと思った。
「お宅は何回行かれましたか?」と質問する人は全期間入場券を購入した人達だが、全期間入場券は今でも購入者が増えているというが、そこまでには
ならないだろう。
見学できる時間に制約があるので、万博を楽しむにはそれなりの工夫(?)がいるように思えた。
(1)事前予約をする。
企業パビリオンと政府パビリオンの一部だけであるが、インターネットで事前予約ができる。 これを活かさない手はない。
事前予約ができるのは最大2ヶ所までだが、予約して行くのと行かないのでは当日の行動に大きな差ができる。
パビリオンが予約できていれば、待たずにパビリオンに入ることができるだけではなく、入るパビリオンがとれないという焦燥感にかかることが少なくなる。
事前予約の方法は万博協会のホームページにあるので、その場所を検索し、それで行う。
予約は1ヶ月前の9時から受付けるが、最終予約日は2日前までである。
とはいえ、人気パビリオンは瞬時に一杯になり、思うようにとれないのが玉にきず。 トヨタ館や日立館などは受付開始と同時になくなるので、手に入れるのは至難のわざではあるが ・・・・
人気館でなくても予約しておくと待たずに入れるので、事前予約制度は有効に活用すべきである。
どうしても行きたいところがある場合は、予約がとれるまで、毎日、パソコンと向き合い予約をとるか、当日並んで当日予約や整理券をとるという方法になる。
私が訪れたのは5月20日(金)で平日だったが、11万4千人の入場者があり、人気の日立グループ館の待ち時間は3時間半で夜になっても変らぬ人気ぶりだった。
事前予約ができるパビリオンは、
○トヨタグループ館 ○日立グループ館 ○ 三井東芝館 ○ガスパビリオン炎のマジックシアター ○ワンダーサーカス電力館 ○JR東海超電導リニア館 ○三菱未来館@earth]もしも月がなかったら ○長久手日本館 長久手愛知館 名古屋市パビリオン大地の塔 ○グローバルハウスブルー/マンモス ○グローバルハウスオレンジ/マンモス ○韓国館 NEDOパビリオン ○森の自然学校
(2)入場するのに時間がかかる。
朝9時に開場するが、前列はともかく列の半ばになると10分、後列では20分以上入場するのにかかる。
荷物検査でバックを開け、ペットボトルや不審なものがないかのチェックに時間がかかるからである。
この時間の差が当日の行動を左右してしまう。 入場者は目当てのパビリオンに走る。
当日予約をとる人と整理券をとる人と入場するため並ぶひとと目的は違うが入場時間の差で運命が分かれる。 平日でも1時間前の8時には開場待つ人が
かなりいた。 入口は企業パビリオンは北ゲートが近く、日本ゾーンは西ゲートが近い。 北ゲートがメイン会場なので入場者が圧倒的に多いし、人気の
パビリオンにも近い。 パビリオンを多く見たければ早く到着した方がよい。 事前予約ができていなければ8時前に到着するとよいだろう。
そうすれば、希望のパビリオンの整理券の取得や並んでの入場ができやすくなる。
(3)当日予約は1つだけ。
当日予約をする場所は見たいパビリオン前にある。 先着順で基本的には時間指定はできない。
1人で他の人の入場券を預かればその人の分も予約かのうである。
申し込み順に午前から午後に移り、なくなったところで終わる。
予約できる人数はパビリオンによって違うと思うが、人気のところはあっという間に終わってしまう。
比較的余裕があると思った名古屋市パビリオン大地の塔でも10時過ぎには一杯になった。
また、事前予約をした場合は予約済みのパビリオンの終了時間から一定時間を経過していないと取れない仕組みになっているので注意がいる。
(4)入場整理券
入場整理券を出すパビリオンが多いが、配布する時間はまちまちである。
トヨタグループ館は9時40分と14時30分、グローバル・ハウスマンモスは午前は忘れたが、午後は15時であった。
だいたい時間より10分くらい前に配りだし枚数に達すると終了になる。 入場時間の指定はできず、早い時間から順に1人1枚である。 1人で数枚もらうことはできない。
トヨタ館や日立館には2時間以上も前から並んで待っていたが、グローバル・ハウスマンモスは1時間前〜30分前で入場できた。
当日どれだけ並ぶかは予測ができないので、これまた、一種のかけである。
整理券の配布はパビリオンにより2回のところもあれば数回というところもある。
中日新聞などのパビリオンは4回(?)で、予約制度を採っていない分、発行枚数も多い。
従って、事前予約をとっていない場合、入場整理券を多く出すところを狙うのも手だろう。
(5)並ぶ
予約も整理券もない場合は並んで見ることになる。 パビリオンの多くは朝一番と最終は先着順としているところが多い。 トヨタグループ館の場合、1回目、
2回目、最終前と最終回は先着順になるので、これを狙うのも手である。
パビリオンには誘導の綱が張られ、待ち時間が表示されている。
当日、大地の塔や自動車工業会の観覧車館に入ったが、それぞれ1時間待たされたが、列に表示されていた時間とぴったりであったのには驚いた。
以上のような予備知識を持って、当日何時に到着するか、整理券を手に入れるか、当日予約するか、並ぶかを決め行動しよう。
メンバーで手分けして行動するのも手である。 この朝の1時間で見られる数や中身が決まる。
(6)パビリオン優劣
大阪万博の場合、パビリオンによって内容の差は感じられなかったが、今回は大変の差がある。
人気を独占するのがトヨタグループ館と日立グループ館である。 トヨタグループ館はロボットの演奏と会場を広く使った立体的なショーというもので、
約50分間感動しながら見た。 お金を出してもよいと思った。
名古屋市パビリオン大地の塔は藤井フミヤ氏はプロデュースした47mの巨大万華鏡である (右写真)
万華鏡の大きなものといってしまえばそれまでだが、そのアイデアは感心した。
ガスパビリオン 炎のマジックシアターはガスタンクをモデルした建物で、階上から万博会場が
見渡せた。 1人のマジシャンによるガスの炎を使った
マジックショーであるが、マジックそのものは幼稚で、ガスとの関連性が希薄なため、盛り上がりにかけた。 それでも、ガスを一つのショーにした演出は
好感がもてる。
グローバル・ハウスマンモスはブルーとオレンジがあり、ブルーが映像、オレンジが月の石などの展示、それぞれ、冷凍マンモスが見られる。 整理券配布では
ブルーとオレンジの選別ができない (右写真)
ブルーを見たが、入るとソニーの映像技術の宣伝があり、メイン会場で50m巾のスクリーンで
映画を見せられたが、映画に特色がある訳でなく、つまらなかった。
大阪万博そしてそれに
続く地方博では映像をうつすのが主流であったが、DVDで映画が見られるとか、個人旅行が世界のすみずみまで行くという時代になった
今日では画面が大きいというだけではアピールしない。
マンモスだけを見るというコースができたので、それを選ぶのも賢明だろう。 マンモスは話のたねにみるとよい。
ミクロネシアの展示館は、暑さ避けの休憩所化していた (右写真)
自工会の観覧車は観覧車を含めた展示館であるが、表示された自動車の歴史は瞬時に移動するゴンドラからは読み取ることはできない。 しかし、
万博会場が一望できる高さに登る開放感が
只で味わえるのはよい。 夕方の撮影と思って乗ったが狙い通りで満足であった。
人が多く並んでいるパビリオンは満足度も高いといえそうである。 トヨタ館を1つ見ただけで
来た甲斐があったと思った位である。 企業パビリオンはほとんどが撮影禁止になっていた。
例外は大地の塔と展覧車。 野外ステージや小さなパビリオンが被写体になった。
(7)自由に見る
以上いろいろ書いたが、そのようなことをしてまでもという人は外国パビリオンに行くとよい。
ドイツ館や一部のパビリオンでは列を作り入場を待っていたが、それ以外はすいすい入れる。
中には、1日数回踊りなどのショーをやっているところもあり、それを見るのも手である。
メインステージでは毎日、世界の国のステージが行われ、民族色が濃い踊りなどが行われているので、歩きつかれたという人はそこで過ごすとよい。
(8)買う、食べる
万博を楽しむのに食べる、飲むというのがある。 ベルギー館には十以上の変ったビールが飲めるらしい。 時間の関係もあり、いけなかったが、その代わり、
トルコのビールを飲んだ。
シシカカブをつまみにして。 なぜかトルコ料理の店が目立った。
インドカレーやエスニック料理やギリシャなど世界の料理がある。 1000円〜2000円なので、気楽にチャレンジするといい。 といっても、
現地の店ではなく、すでに国内で営業をやっている店の出店であるが ・・・・・
問題は客席が少ないので、昼などの時間には混雑すること。 パビリオンに興味がなければ、すいているとき入ればのんびりできる。
なだ万やホテルオオクラ桃花林があるが、なだ万は5千円からと値が張り、簡単には手がでない。
外国パビリオンではほとんどといってよいぐらい買い物ができる。 買い物をしなくても、眺めるだけでも楽しいのではないだろうか。
歩いているご婦人にはイタリアとフランスの紙袋を持っているのが多かった。
パビリオンに行かなかったのでなにが展示されていたか分からないが ・・・・